VTS (Vietnamese Testing Service) は、台湾国立成功大学ベトナム研究センター及び社団法人台越文化協会が共同で設立し、「国際ベトナム語能力試験」を主催する機関である。「国際ベトナム語能力試験」実施を希望する各国の団体は、いずれも「国際ベトナム語能力試験」の運営に参加申請することができる。現在、日本の大阪大学及び神田外語グループが運営に参加している。
「国際ベトナム語能力試験」は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)と2015年9月1日付けベトナム教育訓練省通知(17/2015/TT-BGDĐ)によるレベル分けの基準に従い、3レベル6級に分かれる。具体的には以下の通りである。A1 基礎級レベル、A2 初級レベル、B1 中級レベル、B2 中上級レベル、C1 上級レベル、C2 専門レベル。
受験登録の際、受験希望者は初級レベル(A)、中級レベル(B)、上級レベル(C)の中からレベルを1つ選び、試験の結果によって、A1あるいはA2、B1あるいはB2、C1あるいはC2の等級に分けられる。初級試験は聴解と読解の2部、中級及び上級は読解・聴解・筆記・口述の4部からなる。